C型肝炎治療薬 ハーボニー 飲むだけでC型肝炎ウイルスを100%消滅 [C型肝炎]
今年7月に日本で承認された
新たなC型肝炎治療薬「ハーボニー」
国は早期の治療を呼びかけている。
飲むだけで体内のC型肝炎ウイルスを消滅させる
新たな治療が始まっている。
- 中でも一番多いのが、C型肝炎。
肝炎とは、肝臓の細胞に炎症が起こり、
肝細胞が壊される状態のこと。
ウイルスに感染しても約3割が自然に消えるが、
ウイルスが増え続けると、
慢性肝炎、肝硬変、肝ガンへと進んでいくという。
感染している可能性が高いのは、
1992年2月以前に輸血を受けた人、
汚染された注射器で予防接種を受けた人、
消毒をしない器具で医療行為を受けた人などで、
日本では190万人~230万人が感染していると
推定され、21世紀の国民病ともいわれている。
ウイルス性肝炎には、
主に水や食べ物を介して感染するA型、E型のほか、
主に血液を介して感染するB型、C型、D型などがある。 -
- こうした中、画期的な薬が日本で承認された。
虎の門病院・肝疾患相談センターの
鈴木義之医師がこう説明するのは、
今年7月に日本で承認された
新たなC型肝炎治療薬「ハーボニー」。
1日1錠、3か月飲むだけで、
今のところ重い副作用もなく、
体からウイルスがなくなるという。- 「100%治るという薬がでてきています。
この薬の価格は1粒およそ8万円。
しかし保険が適用される上、国の補助がでるため、
患者の負担は月に約1万円から2万円。
157人を対象にした治験では、
全員、ウイルスが消えたという。
これまでは抗ウイルス薬の - 「インターフェロン」を
- 注射で投与することが有力な治療とされてきた。
- 気がつかないまま生活している人が多い肝炎。
一度検査を受けてみることで
自分のからだを守れるかもしれない。
厚生労働省は、現在、新たな感染は少ないものの、
一度は検査してほしいと呼びかけている。
早く治療を受けるために、
自分が感染しているかどうか、早く知ることも大切だ。
全国の自治体では、
対象となる人に無料でC型肝炎の検査を実施している。
検査は、問診のほかは採血のみ。
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